ダイです。
窓の種類はいっぱいあります。
一般的に使われている窓は「引違い窓」というものです。
最もよく見る引違い窓の例。
窓というとこの形を連想する人が多いでしょう。
他に「縦滑り出し窓」、「横滑り出し窓」、「FIX窓」、「上げ下げ窓」、「ジャロジー窓」 等、一口に窓と言っても多くの種類があります。
で、数ある窓の中でもすぐに交換、もしくは内窓化したほうがいい窓があります。
それは「ジャロジー窓」です。人によっては「ルーバー窓」と言ったりもします。
このジャロジー窓は80年代~90年台にかけてよく見かけたのですが、近年は各メーカーで生産停止の方向で進んでいます。
←ジャロジー窓とはこういう窓です。
室内側のハンドルを回して、通風を調節します。
オシャレ感はあるのですが……。
生産停止の理由は、断熱性が非常に弱いからです。
窓の構造上、隙間が非常に多くなる窓なんです。
夏は熱風、冬は冷風が入ってきやすい窓です。これだけでも「おい!」と突っ込みたいところなのに、脱衣場やトイレ、浴室などに多く使われていました。
「脱衣場がとにかく寒くなるんだよ」というお客様宅では窓がだいたいこれです。
突風が吹いている日はジャロジー窓の隙間からビュンビュン風が入ってくるのがわかります。
おまけに、風が入ってきやすいということは騒音も入ってきやすいということです。
この形が気に入っており、変えるつもりがない方以外は早くに交換をお勧めします。
もしくは、内窓を入れることをお勧めします。
私が担当させてもらったお客様で、内窓を入れたお客様は工事後に「こんなに違うの?」と大きく驚いていました。
窓は空気と音の出入口です。
「たかが窓」と考えず、「普段の快適さに直結するところが窓」とお考えください。