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キッチン工事①(解体から壁工事まで)

②実際の工事

 キッチン本体交換を相談していたお客様の工事に床、天井の工事が加わり、キッチンの室内全てを工事することとなりました。
 キッチンだけならそんなに難しくはありませんが、工事が増えると順番が大事になってきます。
 なので、今回はどういう順番で工事していくかの説明もします。

現調
 キッチンは20年以上使用しているもので、あちこちに傷みがあります。
 換気扇は壁に直付けのプロペラファンです。最低限の換気力および、蓋がないので周囲に油がついています。
 換気扇の周囲以外の壁にも経年による汚れが溜まっていますね。
 キッチン本体は一度交換工事を行ったそうですが、限界が来ているので二回目の交換工事です。

 キッチン本体と対面する形で戸棚があります。
 今回の工事で戸棚もメーカー品のものに交換予定です。

 キッチンの出入口にあるドアは傾いており、自動ドアとなっています。
 これも交換です。

 今回の工事は
①解体
②床工事
配管工事
③壁工事・電気工事
④壁紙工事
⑤キッチン取付け
⑥扉交換

 以上の6項目の順で行います。
 本日の工事説明は③まで行わせていただきます。

①解体
先ずは解体です。
キッチン本体、戸棚を撤去後に壁を解体します。
解体しながら、予想外の部分が傷んでいないか?他に交換すべき部分がないか?などの確認をしていきます。

キッチン本体と壁を撤去した状態。

壁を壊して判明したのですが、断熱材が入っていません。
壁の作り直し前に断熱材を入れてあげる必要があります。

床まで壊した状態。

床下にも断熱材が入っていませんでした。
更に、湿気がかなりあります。
床下には断熱材と調湿材を敷設することとなりました。

②床工事・配管工事
 解体が終わったら床工事開始です。
 床下地材の歪み、変形を修正しながら新たな建材を組み立てていきます。
 新たなキッチンで使用する配管類は床工事の合間を縫って施工します。

床下地修正中。

流用できるのはそのままですが、交換したほうがいい木材は交換します。
今回は半分ほどが要交換となりました。
更に、金属資材が必要なところもあるので、加えていきます。
下地の修正後、調湿材を敷設しました。

断熱材敷設と下地板張付け。

ピンク色の部分が断熱材で、右下にある平板が下地板です。
配管工事は下地板を張りつける前に終わらせておく必要があります。
新たな床仕上げ材は板の上に張付けます。
この工程が終わると、安全に歩き回れます。

床仕上げ材張付け。

床仕上げ用フロアーを張付けます。
フロアー張付け後は傷つかないよう、養生します。




③壁工事・電気工事
 床板張付けまで終わったら壁工事です。
 基本的には壁材を張付けていくのですが、今回は断熱材の追加からです。

断熱材入れ
写真の通り、がっちり入れます。
隙間があると断熱の効果が薄れるからです。
実は、省エネのために最も大切なのが断熱です。
費用対効果が最も大きく望めるのが断熱です。
「暑い」「寒い」が口癖の人はこれをおろそかにしているかケチっていることが多いです。

壁材張付け・電気工事

壁材の張付けを行いながら、電気工事の配線を行います。
壁材の張付けまで終わると、室内感が一気に出てきます。

壁材張付け後写真。

壁材を張付けた後の状態です。(正確には、壁紙工事準備段階)

 ここまでの作業が終わったら次は壁紙工事です。
 次回へ続きます。
 to be continued  →
 

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