ダイ です。
トイレについて訊かれることで最も多いのが
「メーカーはどこがいいの?」
という質問です。
私が扱うトイレは、主に3つのメーカーです。
TOTO LIXIL Panasonic
の3つです。
いずれのメーカーも盛んにCM放送されているので、ご存じの方は多いでしょう。
壊れたら同じメーカーを希望される方も多いです。
なので、「このメーカーにしたほうがいいと思います」ではなくて「こういうのが欲しいならこのメーカーがいいと思います」と強く思う内容5つでお勧めのメーカーを伝えさせていただきます。
①壊れにくいトイレがいい
これはどのメーカーも大差ありません。
TOTO、LIXIL、Panasonic のいずれも、トラブルが出てきやすくなるのは10年が目安です。
もちろん、10年以上壊れないのもあるでしょうし10年持たずに壊れるトイレもあります。
②掃除しやすいトイレがいい
掃除のしやすさは、これまた大差ありません
どのメーカーも掃除がしやすい便器の形、汚れが落ちやすい表面加工、汚れがたまりやすい場所の清掃性などを研究していますので、掃除のしやすさも大差ありません。
ただ、共通して言えることはどのメーカーも「安いトイレほど清掃機能をカットしている」ことです。
当然ですよね?掃除のしやすさや汚れにくさは「あったら便利だけど、絶対に必要なものか?」と問われるとそうではありません。
「使うときに必要最低限の機能しかないから安い」わけです。
逆に、清掃性を重視するならある程度の値段がするものからトイレ選びが始まります。
特に「リフトアップ」という機能を持つようになっているトイレから清掃性が良くなると考えてください。
リフトアップの説明写真。
便座が浮き上がる機能のことを リフトアップ といいます。
便器と便座の隙間は最も汚れが溜まる場所です。ここが綺麗になると衛生面が大きく上がります。
③トラブルが起きたあと、短時間で対応してくれるメーカーがいい。
これはTOTOが最も早いです。日本のトイレの6割はTOTOですし、作業員が最も慣れているメーカーですから原因究明も早いです。更に、部品の調達もしやすいです。
④デザイン性に優れたトイレがいい。
トイレのデザインに最も力を入れているのはLIXILだと思います。
便器の形状だけでなく、色のバリエーションも豊富です。
トイレというと白やアイボリー色を思い浮かべる方が多いでしょうが、LIXILのトイレには真っ黒なんてのもあります。
便器によってはスラっとした印象のデザインがあり、スマートさを感じさせるのもあります。
⑤男子のお小水が漏れないトイレがいい。立ちながら用をたせるトイレがいい
男子なら、だれもがやってしまったことがあるであろう「便器と便座から小水を漏らしちゃった事件」 そして、立ったまま用を足したい 両方を満たすのがPanasonicのトイレです。
Panasonicのアラウーノシリーズは便器のふち部分が立ち上がっており、便器と便座の隙間から小水が漏れることを防ぎます。
さらに、トイレ水面に泡をはり、立ったまま用を足しても飛び跳ねを減らす機能がついています。
②の掃除がしやすいトイレとはちょっと視点が違い、汚れにくくするにはどうするか?を研究した結果なのではないでしょうか?
以上、5つのことからお勧めのメーカーをお伝えしました。
番外:じゃあ、あんたのお勧めのメーカーはどこ?
私自身はTOTOを勧めます。
車メーカーで例えれば、TOTOはトイレ界のTOYOTAだと思います。
突き抜けた部分は少ないけど、総合的に一番ではないかと思います。
なんだかんだ言って、TOTOは水回りの絶対的王者です。
LIXIL、Panasonicよりもバランスタイプなメーカーですが、バランスタイプなだけに最も信頼できます。
繰り返しますが、日本のトイレの6割はTOTOです。現場作業員が最も慣れているメーカーはTOTOです。
「迷っているなら、TOTOで間違いないと思うよ。TOTOが嫌いなら、LIXIL、Panasonicでピンと来た製品を選べばいいのでは?」
というところです。