工事中、床や壁等が傷ついたりしないよう、コンクリートなどが雨に濡れたりしないよう、塗装工事で塗料がつかないよう、シートやボードを被せることを養生(ようじょう)といいます。
この養生は非常に重要な工程です。
床工事においては床張りの後に養生を行わないと何かを落とした直後、新品の床に傷がつきます。
コンクリート工事においては固まるまでに大雨が降られたりしたら、表面がボコボコになってしまいます。(表面が固まってしまえば養生はいりませんが)
塗装工事においては塗料が飛び散ることで周囲をまだら色にしてしまいます。
作業員が歩く通路は養生をしておかないと傷だらけとなってしまう恐れがあります。
更に、養生をしておかないと最後の清掃が大変です。
お客様宅内を誇りまみれにしながら清掃することとなってしまいます。
床工事での床養生の例。
室内は基本的にシート(紙)とボード(厚手の紙)の二重養生が適用されます。
塗装工事での窓と手すりの養生例。
わかりにくいかもしれませんが、半透明のビニール製シートで窓と手すりを覆っています。
養生しておかないと飛び散った塗料が周囲を染めてしまいます。
施工業者によっては室内の養生を紙を敷くだけにしたり、ひどいときは全く養生しないところもあります。(だいたいが安売り業者です)
見積を依頼したとき、養生作業が発生するであろう工事なのに見積書内に養生費用が入っていないときは作業範囲が養生されるのか?されないのか?のご確認をお願いします。