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リフォームで重要なこと⑦夏に向かない工事

①リフォームで重要なこと

 この記事は2024年5月に書いています。
 これからは梅雨の時期となり、その後はどんどん暑くなっていくでしょう。
 梅雨時と夏場は向いていない工事がいくつかあります。
 今回は梅雨の時期から夏にかけて向かない工事、避けたほうがいい工事と理由をお伝えします。

梅雨、夏に避けたほうがいい工事
①外壁塗装(梅雨時は× 夏なら〇)
 塗装工事は雨が降るとできません。
 さらに梅雨時は雨が降っていなくとも湿気が高いので塗料の乾き具合がよくないです。
 梅雨の時期は外壁塗装には不向きです。
 夏になれば陽は長く、温度が高くなるので、遅い時間までの作業ができたり塗装の乾きが早くなったりと問題なく作業ができるようになりますが、夏場の長時間労働は多くの意味で危険なので注意が必要です。
 隣家との距離が近い場合、夏場は窓を開けている家が多いので塗料の匂いが苦情になってしまうこともありますので、ご注意ください。

②屋根工事(梅雨時は× 夏は△)
 梅雨時の屋根工事は非常に危険です。
 特に雨の時の屋根工事は絶対にダメです。屋根材は想像以上に滑りやすいからです。
 もし、滑って死亡事故となったら依頼主、作業員、会社、全てにわたって大問題となります。

 梅雨が終わった後、夏場の屋根工事は作業員にとって灼熱地獄です。
 作業員の体重は一日で数キロ変わるし、熱中症の一歩手前で働いている状態です。
 屋根材は基本的に風雨や熱に強いですが、それを付ける作業員は屋根材ほど自然に強いわけではありません。
 当然、暑さ対策をして作業しますが暑さが原因の作業ミスなどが発生しやすいので、しっかりとした作業を行うため、そして暑さによる事故防止も含めて夏場の屋根工事は避けたほうがいいと思います。
 
③エアコン交換(梅雨時は〇 夏は×)
 以前の記事でも書きましたが、夏場のエアコン交換は避けたほうがいいです。
 理由は暑くなってからだと工事できるまでの待ち時間が長くなるからです。
 もし交換するなら、時期を前倒しして春のうちに交換を行っておくべきです。
 早い時期ならメーカーの在庫処分品があって安く交換できる可能性が高くなります。

④浴室交換(梅雨時は〇 夏は×)
 夏場は汗の出が多く、日や人によっては一日二回以上汗を流したいときもあるでしょう。
 寝る直前に体を冷ます目的でシャワーを浴びたい人もいるでしょう。
 そんな時期にお風呂が使えないというのはかなりのストレスです。
 浴室交換工事で適しているのは夏以外です。
 
⑤コンクリート工事(梅雨時は△ 夏も△)
 コンクリート工事に適した時期は春か秋です。
 コンクリートが固まる要因は乾燥ではなく、温度とコンクリートの配合物による化学反応です。
 よって、温度の影響を大きく受けます。
 温度が高いほど早く固まるので、急激に固まってひび割れを起こしやすくなってしまったり安定した固まり具合にならなかったりします。
 夏用のコンクリート(暑中コンクリート)を使うことである程度の対策はできますが、コンクリート工事は春か秋をおすすめします。

 以上、これからの時期、梅雨時から夏にかけての不向きな工事をお伝えしました。


 
 

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