入浴というと、浴槽と洗い場があってシャワー付きというのを想像する方が多いでしょう。
浴槽にジックリつかると疲れが取れるだけでなく、心身のリラックス効果もあります。
ですが、時間節約や水の節約、燃料節約、そもそも浴槽につかる習慣がないのでシャワーを浴びる程度の入浴で済ませる方も多くいらっしゃいます。
そんな方におすすめのなのが「シャワーユニット」という製品です。
室内用と外用がありますが、今回は室内用の紹介です。
浴室を作っているメーカーはだいたいシャワーユニットも作っています。
←TOTO シャワーユニットの例です。(ランク的には一番上です)
見ての通り、浴槽がなくてシャワーを浴びることを目的とした設備となります。
シャワーが二つありますし、左側には腰かけの椅子があります。
上についているシャワーは「オーバーヘッドシャワー」といって、頭からのシャワーを浴びるのに適しており、両手を自由に使えるすぐれものです。
棚には洗剤等を置けますし、排水口はちゃんと床にあります。
このシャワーユニットが最も優れている点は畳一畳ほどのスペースがあれば取付けられることです。
高さも普通の室内高(2400mm)あれば換気扇の機械を含めて設置できます。
カタログには要介護の人の部屋にある押入れスペースをシャワーユニットに改造する例が載っていたりします。
東京などの都市部ではスペースと予算の関係上、アパートでも多く付けられています。
(よっぽど高級仕様でない限り、値段はシャワーユニットのほうが安く済みます)
押入れを改造した例
左の写真のように手摺を付けることで安全性を上げることができます。
椅子を準備することで、座りながらの洗浄ができます。
入口を広くすれば、補助の人が一緒に入ることができます。
入浴はシャワー程度で済ませたい。入浴時間を短くしたい。燃料を節約したい。
浴室にかける金額を小さくしたい。
部屋のスペースに問題があるけど体を洗いたい。
上にあるように要介護の人の洗いをなるべく短い距離で済ませたい。
作業場と家が離れているのため、倉庫などで体を洗いたい。
以上のお客様に特におすすめです。
体を洗うことは心身の健康に非常に重要なことです。
お客様にとって最も快適な入浴環境はどういうものか?を重要視しながら浴室プランを考えてください。