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手すり取付けのときの注意点

①リフォームで重要なこと

 家のDIYが当然のこととなっています。
 お客様自身で行われている最たるものは手すりの取付けでしょう。

←手すり取付けの例。
手すりがあるだけで安全性は飛躍的にあがります。

 この手すり付けですが「その付け方は絶対だめ!」ということをする人がいます。
 JKH(自称、詳しい、人)が絶対にしていることです。
 知ったかぶりがすることですね。
 JKHは100%男です.
 男以外で見たことありませんが何か!?
 ちと、私情が入るくらい知ったかぶりする人が多いので先にうっぷんを晴らしておきます。
 
 JKHのする絶対NGな手すり付けとは、「石膏ボードへの手すり付け」です。
 JKHは石膏ボードへの手すり付け時に「ボードアンカー」というネジ抜け防止剤を使って自分のすきなところに手すりを付けます。

 ボードアンカーとは上左の写真の商品です。(種類はいっぱいありますが、最も使われているのが写真のものです)
 ネジを入れると、上右図のように壁内で広がって抜けを防止します。

 説明を見る限りだと、「なんだよ、これなら抜けねえんじゃねえか?」と考える人が多いでしょう。
 でも、石膏ボードは皆様の想像している以上にもろい壁材です。
 十キロぐらいの力をかけても壊れることがあります。
 そんな程度の耐久力しかない壁にボードアンカーで手すりを付けて大丈夫なわけないでしょう!!!ボードアンカーごと引っこ抜けます!
 ボードアンカーはそもそも、リモコンや洗面台の上部分など、比較的軽い部材が落っこちないようにするためのものです。
 ところが、手すりには数十キロの体重がかかることも珍しくないんですよ?
 簡単に引っこ抜けるに決まってます!!
 安全のために手すりをつけたはずなのに、それがきっかけで怪我したらコントにもなりません。
 コントなら笑いで終わりますが、現実では致命的なことになるかもしれません。
 奥さんが手すりにつかまった状態で大怪我していいんですか?しかも原因はJKHのあなたがつけた手すりが原因になるかもしれないんですよ!?
 

 そもそも、手すりの取付け説明書には「必ず下地木材があるところ、もしくは壁厚が12mm以上あるコンパネ壁に付けてください」と表記があるはずです。
 必ず、下地木材があるところか壁がコンパネで作られているところに手すり付けを行ってください。
 それができないなら、おとなしく大工さんに頼んでください。


 追加:JKHはなんで「ボードアンカーでいいや」と判断するのでしょう?
 取付け説明書を読まないからです。
 自分は詳しいと心底信じているから説明書を読まないのです。
 ネットで知った程度の知識なんて現実では役立ちません。
 ファミコンゲームの攻略本しか読んでいないのに、クリアできる気になっているのと全く同じ状態です。

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