人間が寒さを感じやすい部分は主に胴体から突き出た部位です。
鼻、耳、指、足が寒さでどうしようもなく冷たくなった経験は誰もがあると思います。
そして、体を温めるときに重要な部位は足(足首から先)です。
足が温まってくると気温がそんなに高くなくとも寒さを感じにくくなります。
理由は血液の流れです。
足は心臓から遠いので、足へ流れた血は冷えて戻ってくるのが普通です。しかし、足を温めて冷えにくくすることで、足に流れる血液の温度低下を小さくできます。
結果、血液は温かいまま心臓に戻ってくる。体を冷やしにくいということになります。
以上のことから、暖房で最も重要視すべきなのは足をどう温めるかです。
暖房設備は足元の機能が充実しているものを選んでください。
このとき、エアコンは除外したほうがいいと思います。
「足元もあったか」とCMでいっぱい流れていますが皆様、本当に足元があったまるエアコンに会ったことありますか?
私はありません。エアコンの暖房は上半身を温めることのほうに威力を発揮します。
温風を出す設備ならファンヒーターのほうが足元を温めてくれます。
じゃあ、足元を温めるには何がいいのでしょうか?
結論から言うと床暖房か電気カーペット、そして炬燵です。
上の三つのどれかを使いながらファンヒーターやエアコンを弱めで使うことを私はおすすめします。
ファンヒーターやエアコンを強くしないのは、頭がぼんやりするのを防ぐためです。
足元が25℃から28℃になっていれば上半身は22℃くらいでも寒くありません。
(女性ならもう少し温度が高いほうが快適でしょう)
予算、生活スタイルや必要範囲を考えながらご考察ください。