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浴室でこうしとけばよかった。

③浴室情報

現在のお風呂は設備が充実しています。
半身浴、マッサージ、TV、音楽、介護 などの様々なことができます。

ですが、最初は便利に思っていても使っているうちに不便に感じてしまう設備や、「これじゃなくて、違うのにしとけば良かったな」と感じてしまう設備があります。
今回は浴室工事で「これはいらなかった」「こうしとけばよかった」と思われやすい設備をお伝えします。
浴室工事を考え中の方は参考にしてください。

その① 入口は引戸じゃなくてドアにしておけばよかった。
「え?絶対引戸のほうがいいじゃないか」
と思う方も多いでしょうが、入口を引戸にしたお客様のほとんどがこう言います。
理由は、引戸の溝に髪やゴミが入って掃除が面倒ゴミが戸の車輪に絡んですぐに滑りが悪くなるドアよりも密閉性が低いから冷えやすい。等です。
これは私の経験談でもあります。
私の家の浴室は引戸なのですが、溝に髪やゴミがすぐにたまるんです。特に母はドライヤーを使う習慣があるので脱衣場があっという間に抜け毛だらけです。
溝のゴミは最低、週に一回取らないと戸の滑りが悪くなります。(溝の掃除をしていない家の浴室引戸はガタガタいいやすいです)
そして引戸は構造上、ドアよりも隙間が大きくなるので浴室内が冷えていきやすいです。
バリアフリーという視点で見れば、引戸のほうが人に優しいです。
「引戸がいい」という方は一度、利点と不利点を考えてください。


その② シャワーは手元スイッチタイプにしておけばよかった。
現在のシャワーはヘッドの下部分にボタンがあって、そこを押すと水流が止まったり、流れたりという機能がついているのがあります。
いちいち蛇口で出したり止めたりというのを省略できる便利機能です。
この手元スイッチですが、浴室清掃やペットを洗うときなどにも便利なんです。
蛇口まで手を伸ばす必要がありませんから、すぐに別の動作に移れるわけですね。
同時に、手元スイッチがあるシャワーヘッドは節水機能がついていることが多いです。経済的でもあるわけですね。


その③ 窓はなくすか、小さいのに交換するべきだった。
浴室が冷えていく大きな原因は窓からの寒気です。
タイル風呂が主流の時代、窓は大きいものが非常に多くありました。1m超えもめずらしくありませんでした。

そのときの習慣が残っていたり、浴室に光が入らないのを嫌うお客様は多く、浴室リフォーム時にでかい窓はそのまま使いたいというお客様がだいたいです。
はっきり言います。
窓をなくすか、小さいのに交換するか、内窓を入れるべきです。
浴室が冷えていく大きな原因は窓からの寒気です。その原因を無くすか、対処しないかぎり、お風呂交換をしても劇的な断熱効果は得られません。
光が入らないと嫌だという人もいるでしょが、ほとんどの人は夜に入浴します。
じゃあ、湿気はどうするんだ?という質問の方がいるでしょう。
そのための換気扇です。換気扇で湿気を吸い出せばいいわけです。

せっかくお風呂交換をするなら、しっかりと効果を感じられる工事をさせていただきたいです。
浴室交換後、追加で内窓工事を希望されるお客様が多くいらっしゃいます。


その④ ジェットバスは使わない人が多い。
入浴しながらマッサージをしてくれるジェットバス。
非常に便利な機能に思われます。実際に非常に便利です。
ですが、購入した人のほとんどが数か月後には使わなくなってしまうようです。
じゃあ、ずっと使い続けているのは?
持病があって体を温める必要がある人、毎日マッサージしないと筋肉痛が大変なことになる人、常時健康に気を付けている人、時間節約を意識している人 が多いです。
つまり、ジェットバス導入のメリットがしっかりとある人です。使わなくなった人は導入の必要がない人だったと言えます。
ジェットバスユニットはおまけ程度の値段ではありません。それに、毎日のように使用していないと動作不良を起こしやすくなります。
あなたにはジェットバスが本当にひつようですか?


その⑤ 大きな浴槽はいらなかった。
大きな浴槽を考えていらっしゃるお客様は井戸水を使っていますか?それとも市水ですか?
もし、市水を利用のときは絶対に大きな浴槽をお勧めしません。
水道料金がとんでもなくかかります。

各お風呂メーカーの浴槽で最大のものはなんと、だいたい400ℓ近くもの水を使います。
通常サイズは200ℓほどなので、その倍です。
水道代だけではありません、浴槽はお湯をはるものです。
つまり、400ℓのお湯を沸かす燃料が必要になるのです。
あらゆるものが値上がりしかしない時代です。大きな浴槽が必要ですか?
大人数で入らなくてはならないとき以外、大きな浴槽が役立ちますか?

以上、浴室でこうしとけばよかったと言われやすい5つをあげさせていただきました。
お客様にとって本当に必要なお風呂設備の参考になれば幸いです。

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