室内窓の高さは一般的には上が2mくらいのところに付けられることが多いです。
ですが、2020年代に入ってから強盗が多くなったことやプライバシーへの配慮などから窓がかなり高いところ(頭より上)に付けられる物件が多くなってきました。
こういう頭上より上の場所に付けられる窓を高窓(たかまど)と呼びます。
一般的な高さの窓は腰窓(こしまど)と呼びます。
今回は高窓と腰窓の説明です。
腰窓と高窓の例。
取付け高さと窓の大きさを変えただけで大きな違いがあります。
(個人的には腰窓が好き)
腰窓の良い点は「外が見やすい」、「圧迫感、閉塞感が大きく減る」、「狭い感じがあまりない」ことです。
閉所恐怖症の人にはこれが良いのは間違いありません。
でも、外から見られやすかったり、不法侵入されやすいのは腰窓です。
高窓の良い点は「外から見られる心配が大きく減る」、「防犯性が高い」、「採光は腰窓と変わらない」ことです。
防犯を意識している人にはこれが良いでしょう。
ですが、圧迫感と閉塞感はかなりありますし、窓の開閉と掃除が手間です。
そのためか、高窓にはFIX窓、いわゆるはめごろし窓が適用されやすい傾向が強いです。
高窓の防犯性は腰窓よりも高いですが侵入される確率をゼロにはできません。
今後、増えていくのは間違いなく高窓でしょう。
新築物件を見ると高窓や内部確認がしにくい細長い窓が多くなっていってます。
日本が物騒になっている証拠です。
高窓、腰窓ともに良い点と良くない点の両方があります。
どちらがいいかを決めるのはお客様自身です。
お客様が重要視する部分を満たすのはどの窓か?を考えてください。