リフォーム時に電気容量を上げることがあります。
例えば、30Aから50Aに変えるとかですね。
電気容量を上げた工事後は電力検査という電力会社の確認が入ります。
時期的には引渡し直前が多いです。
検査の時はエアコンやIHなど、多くの電力を使う機器類が接続されている状態になっていることが望ましいです。
要は検査合格すればそのまま住める状態ですね。
なぜ機器類が接続されているほうが良いのか?
家の住人が使用する状況に近ければ近いほど、正確な検査ができるからです。
電気は生活に欠かせないものですが、人を簡単に殺せる力をもっています。
なので、住人が使用する状況に近いときの検査データのほうが良いわけです。
お客様の心情としては検査などせずに早く住みたいという方もいらっしゃるでしょう。
ですが万が一、億が一の確率でヘンテコな工事をされていて、電力検査しない状態でお客様が住みだして大事故が発生しました。
となったら、一番損をするのはお客様ご自身です。
もう一度書きますが、電気は人を簡単に殺せる力を持っています。
命を落とさなかったとしても、体の一部分が吹っ飛んだなんて事故はいくつもあります。ニュース沙汰や新聞沙汰になっていないだけです。
私の身内の話しですが、電線の工事をしていたときに事故に遭遇してしまい、腕に稲妻のような傷が残ってしまいました。
なんと、5000Vの電気を受けてしまったそうですが、ものすごく幸運なことに傷だけで済みました。普通だったら最悪なことになっています。
正に命拾いしたと言えます。
もう一件の事例として、昔の知人は2000Vの電気を事故で受けてしまって体の一部分を無くしてしまいました。最悪なことにならなかったのは正に幸運だったと言えます。
どうですか?電気の怖さがわかりますよね?
上にあげた事故のことは極端なことですが、家庭用100Vでも人が大変なことになる事故は起こる可能性があります。もちろん、最悪なこともです。
そういうことを起こさないためにも、電力検査をさせてください。