リフォーム時にコンセントの増設を提案することがあるのですが、提案をする場所というのはだいたいが決まっています。
今回は、その箇所と理由をお伝えします。
なお、コンセントの数は使う予定である数+1か+2が望ましいです。
①テレビ、オーディオ、パソコン(デスクトップ)の周囲
一般家庭で最も電線地獄になりやすいところです。
発熱地獄、埃地獄でもあります。
特にテレビ、デスクトップパソコン近辺は電子機器の集合場所です。
お子様がいらっしゃる家庭ならゲーム機器がある分、もっと増えます。
コンセント数は最低でも4個は必要だと思います。8個あっても足りない家庭なんてのもあるのではないでしょうか?
いっそ、専用の電源まで設けてしまうのが安全ではないでしょうか?
②キッチンカウンター
キッチンカウンターの上は様々なものが置かれるようになってきています。
電子レンジ、ミキサー、生ごみ乾燥機器、炊飯器、トースター 等など。
使用のたびにコンセントの付け替えは面倒でしょうから、増設をおすすめします。
③リビングテーブル近く
テーブルの上でヒーターや電子器具を使ったり、電話充電をする家庭は多いでしょう。
近くにコンセントを付ければ延長ケーブルを付ける必要は無くなります。
④電話機器類近く
昔の電話は電話線から電気を供給されていたため、電源なしでも動作しました。
ですが、今の電話は高性能を維持するためにコンセントから電気を供給しなくてはなりません。
さらに今はインターネットや無線のためのルーターを付けなくてはならない家庭が多くなっています。
電話機器類の周囲でのコンセントは最低でも3個はあったほうがいいと思います。
⑤廊下
長い廊下にコンセントがない家庭は途中に一つか二つコンセントを設けることをおすすめします。
コード式の掃除機が使えるようになったり、夜のためのセンサー照明をつけることができるので安全につながります。