年々、喫煙者が減少傾向にあります。私も吸いません。
喫煙が頻繁に行われていた部屋は室内の全てがタバコの油や煙で茶色がかっています。
この汚れはかなり強固で、見た目は綺麗になっても内部に入り込んだ臭さ(臭いというよりも苦い)は一回の清掃ではとれません。
下の写真は喫煙者がいる家庭のタンスがどれだけ汚れるかの証拠写真です。
パッと見たところ、そんなに汚れているようには見えません。
これに洗剤を吹き付けてみます。
洗剤を吹き付けただけで、汚れが浮かび上がりました。特別な洗剤は使っていません。
あちこちで売っている室内用のマジックリンです。
浮いた汚れを拭き取ってみると……。
まあ、なんということでしょう!!
家具本来の色が出てきましたよ!!
濃い茶色の部分は全部、タバコの油だったのです。
(水洗いだと油は浮かびません)
でも、しみ込んだ苦い煙臭さは取れません。
喫煙者が使っていたアパートの退去時にクリーニング代が請求されるのは当たり前のことなのです。
上の写真を見ておわかりの通り、長年にわたって積み重なったタバコの汚れはすごいものなのです。
恐ろしいのは、日常的にタバコを吸うお客様の肺の中はもっと汚れているということです。
写真では茶色ですが、茶色は濃くなっていくと黒色に近くなっていきます。
医者の教科書などに載っているような黒い肺は多くの方がなっているのです。
写真のような家具、部屋を多く見ていると、タバコが原因で体調を崩してしまっても「そうなって当たり前でしょう」としか言えません。
タバコの害がひどい部屋のリフォームは念入りな清掃から始めないとなりません。
でないと、工事直後から部屋の空気が苦くなっていきます。
少しでも工事費用を減らしたいときは、お客様のほうで工事開始までに念入りな清掃をお願いします。