工事前によくお願いすることがあります。
それは「不必要なものを捨てる」ことです。つまり断捨離ですね。
リフォーム工事は一気に物を捨てるチャンスです。
特に規模が大きい工事を考えているなら使えない物やゴミを捨てるべきです。
現場調査で「なぜこれがあるのか?」というのを非常によく見かけます。
パッと思いつくものをあげると。
VHSのビデオデッキ、カセットテープ、アナログTV、スピーカーセット、数十年前の法律書、子供が使っていたという机や参考書、何十年も着ていない服、多すぎる食器、何人分あるかわからない布団、賞味期限が十年以上前に切れた保存食、とっくに使えなくなっている文房具、買いだめして使っていない乳液や石鹸、管理できないのに馬鹿みたいに数が多い植木と鉢植え 等
使えない物を大事にとっておいたって使えませんし、使えない物はゴミですよね?
ゴミを何に使うのでしょうか?場所だけとって、なんの役にも立たないのですよ?
私情ですが、最もいらない物は植木と鉢植えです!!
特に鉢植えはキングオブゴミです!!
とにかく存在が邪魔なんですよ!!
反論はあるでしょうが、私自身、鉢植えには碌な目を見せられてません。恨みの対象です。
鉢植えを飼う人は金出してゴミ買っているようなものだと思っています。
植物の重要性や必要性は当然、知っています。でも、それが近くにあるのとないのとは別です。
経験談ですが、鉢植えが山のようにある家ほど、なぜか工事が面倒なことになるのです。
私情を炸裂させるのは終わりにしてと……。
使えない物を後生大事にとっておいたっていつかは捨てなくてはなりません。
リフォームは捨てるきっかけとして最もいい機会です。
捨てられる物はバンバン捨ててください。「捨てられない」なんて気持ちを捨ててください。
片付かないなら思い切って捨ててください。
必要のない思い出は捨ててください。
形見の品だからって十個も二十個もいりますか?本当に大事な形見だけ残せばいいのでは?
百年後に価値が上がるかもしれない物を持っている人なんてまずいませんよ?
食料が多すぎるなら工事までに食べてしまえば無くなります。
何より、お客様ご自身で捨てると費用がほとんどかかりません。
業者が捨てると手間賃がかかりますので、費用の節約にもなります。
捨てることで、物の整理だけでなく気持ちの整理もつきます。
いらない物は工事前でなくとも、捨てることをお勧めします。