先日、Panasonicの方と話しをしたのですが、Panasonicより発売されている内窓のことを詳しく聞くことができました.
商品カタログには 「Panasonicの内窓」と書かれているので、商品名が「Panasonicの内窓」ではないかと思われます。
←これが、カタログの表紙です。
メーカーロゴと「Panasonicの内窓」と書かれています。
カタログの日付は2024年4月となっていますが、実際に発売されたのは7月からだそうです。
私がよく扱っている内窓メーカーはYKKとLIXILです。
説明を受けているうちに判明したYKK、LIXILの内窓とは異なる点で目立つ部分をお伝えします。
①枠幅が小さくて済む
内窓は窓枠内に収める形で取り付けます。
この窓枠の幅(奥行)ですが、YKK、LIXILの内窓は最低70mm必要です。
Panasonic製品は55mmで取付けが可能です。
55mm以下の窓枠にはふかし枠というのを付けることで取付け可能です。
ふかし枠にカーテンを付けることはできないので、カーテンがある窓にふかし枠を付けるときは注意が必要です。
YKKとLIXILのふかし枠はカーテン対応のものがあります。
奥行が小さくて済むというのは取付けを行う人にとって大きな利点です。
ふかし枠付けの作業が減るということですから。
②フレーム色は4種類。
Panasonicの内窓のフレーム部分の色は全部で4色です。
他メーカーの色を確認してみると、YKKは6色、LIXILは7色でした。
これは、選ばれやすい色だけを生産することにしたのではないかと思います。
白、灰、こげ茶、黒 とあります。
色の選択としては無難なものではないかと思います。
③カギはクレセントのみ
窓を閉めるためのカギは一般的なクレセント錠です。
YKK、LIXIL内窓にある戸先錠はありません。
戸先錠のほうが便利なときが多いのですが、密閉性や静音性はクレセントのほうが上です。
④窓の種類は1種類のみ
内窓の種類は主に
最も多く見る「引違いタイプ」
窓をはめ殺しにする「FIXタイプ」
ドアのように開け閉めできる「内開きタイプ」
勝手口のように大きなところに使い、ドアのように開け閉めできる「開き窓テラスタイプ」
の4種類です。
Panasonicの内窓は「引違いタイプ」のみで提供されています。
内窓工事の9割は「引違いタイプ」で取付けされるので、他のタイプは必要に感じなかったのではないかと思います。
⑤和室用ガラスはない
YKK、LIXILの製品には和紙調ガラス、障子ガラスなどのように和室に適した製品があります。
Panasonicの内窓には和室用内窓がありません。
和室がない家が多くなってきているので、その影響でしょう。
⑥フロストガラス類はない。でも、型ガラスはある。
フロストガラスというのは簡単に言えば半透明のガラスです。
40歳から上の人は窓の下半分だけが白く加工されているガラスを覚えている人が多いと思います。
視線を遮る効果が高いため、大きい窓によく使われていました。
YKK、LIXILにはありますがPanasonic製品にはありません。
じゃあ、視線を遮るにはどうするんだよ?と思われる人はいるでしょう。
フロストガラスほど視線を遮る効果はありませんが、一定の効果はある型ガラスがあります。
型ガラスとは、表面に凸凹加工を施したものです。
新築の脱衣場や浴室、キッチンには型ガラスが多く使われています。
透明ガラスと型ガラスの違いです。
フロストガラスにするともっと白っぽく、霧がかかっているように見えます。
年頃のお嬢様がいらっしゃる家にはフロストのほうがいいのでは?と思います。
以上、Panasonicの内窓 紹介でした。
肝心の性能はYKK、LIXILとかけ離れた差がないようです。
補助金もしっかりと出ます。