キッチンを付けるうえで、多くの方が考えるのが吊戸棚は必要かどうか?です。
吊戸棚とは左の写真でいえば上の部分です。
換気扇の右側に箱がついているのがわかると思います。
吊戸棚を使う人と使わない人ははっきり分かれます。
私の経験上、8割くらいの人は「使わない」と言っています。
その理由は「届きにくいし、何年も使っていないものが入っているだけ」というのが最多です。
よって、キッチンの交換時に吊戸棚を無くす判断をされるお客様が多いです。
じゃあ、実際に吊戸棚は使い物にならない部品なのか?
と訊かれた場合「そうでもありません」と私は答えます。
昔ながらの両開き扉の吊戸棚は使えないでしょうが、機能的な吊戸棚だったら非常に便利な部品だと思います。
じゃあ、使える吊戸棚とはなんぞ?と言いますと、戸棚の中が簡単に上下できるものとなります。
要するに、戸棚に入っているものが簡単に取り出せるなら使い勝手が非常によくなります。
←こんなふうに、中味が下りてくるタイプはとても便利です。
写真では調味料やペーパー入れとして使っています。
(ちなみに、私の家のキッチンです)
お客様によっては、よく使う鍋やヤカンを入れている方もいます。
中味が下りてくる吊戸棚は各メーカーにあり、電動タイプやバネタイプがあります。
そして、戸棚の下に灯りがついているものもあり、手元の照明としても重宝します。
灯りを下から見るとこうなっているものが多いです。
これがかなり便利です。手元が明るいと安全につながります。
ただ物を入れるだけの吊戸棚はいらないでしょうが、多機能な吊戸棚はあったほうが便利だと私は考えます。