「長年使用の浴室を交換したい」
と希望するO様との話し合いの末、浴室交換の工事を行わせていただくこととなりました。
↑工事前後の写真です。
今回は浴室の交換がどのように行われるのか?をお伝えします。
①解体工事
工事準備を整えた後は、解体から開始です。
今回のお客様は昔ながらのタイル風呂ではなく、ユニットバスなので解体は比較的容易です。
電動のこぎりで切ったり、ネジを外したりしながらどんどん解体していきます。
↑解体中の光景です。
この浴室は、解体する順番を守らないと崩れる危険があるお風呂でした。
↑解体した浴槽です。浴槽断熱材が3ミリほどしかありませんでした。
これでは、すぐに湯が冷めてしまいます。
↑そして、洗い場の床裏面は断熱材が全くありませんでした。
(今のユニットバスは断熱シートや発泡スチロールが張り付けられています)
浴室の寒さはまず、床から伝わってきます。この浴室では、冬場の寒さが大変だったろうと想像できます。
解体直後の状態です。
浴室を支える束石(つかいし)や今まで使っていた配管、内部壁が姿を現しました。
ここまでの作業時間は二人で半日というところです。
木材の傷みはありませんが、断熱材が痩せています。交換することとなりました。
②配管・断熱工事
配管工事と断熱工事です。
お湯と水、排水の配管工事を行った後に断熱材を入れなおします。
↑作業完了後の写真です。
およそ一日半でこの作業は終わります。
新たな配管、新たな断熱材を入れることで新浴室の快適性がアップします。
③大工工事
今回の工事は浴室交換なので、脱衣場は手を入れません。
ですが、脱衣場と浴室の間仕切壁を切らないと新しい浴槽が入らないので、大工さんに間仕切壁を広げてもらいます。
④組立・接続工事
浴室の組立とお湯、水などの配管やスイッチなどの電気器具類をつなぎます。
普通、組立は一日で終わります。つなぎ作業は組立後に行います。
⑤壁紙工事
間仕切壁の壁紙を貼り直しします。
壁紙工事の後は仕上げ清掃です。
清掃後、出たゴミは原則全て持ち帰ります。
⑥完成
動作確認とお客様をもらって全て完了です。
最後に内窓工事が残っていますが、浴室の交換に関する工事は以上で完了です。
O様。工事依頼ありがとうございました。
新たな浴室ライフをお楽しみください。
浴室の交換工事例をお送りしました。
今後も実際の工事シリーズをお送りしていきます。