「長年使用の部屋を現代風にリフォームしたい」
という相談をいただいた室内全体の工事例です。
現場確認から、引き渡しまでの流れいくつかにわけてご紹介します。
(長い内容ですが、内装リフォームをお考えの方に有益な情報が多く入っていると思います)
人物が入っている写真には修正が入っています。
現場確認
先ずは現場確認からです。全てはここから始まります。
主に使用している部屋は昔ながらの畳部屋で、入口戸は障子、もしくは襖です。
壁は柱が露出されている真壁(しんかべ)です。
続いてトイレです。
年月の経っている部屋なので和式です。
今でも便器は売っていますが、私は扱ったことがありません。
トイレの隣にある浴室はタイル及びモルタルです。更に水道管が露出で取り付けられています。
危険、寒い、狭いの三拍子です。
キッチンは昔標準のセパレートタイプです。
上に瞬間湯沸かし器がついています。
施主様が工事を考えている部分の調査を終えた後に、工事内容の打合せとなります。
打合せ、提案
既存状態の把握後、お客様との話し合いを繰り返します。
話し合いの場所は現場だったり、事務所だったりと色々です。
ここで決まったことが工事内容、仕上がり内容となります。
工事内容、期間、料金など様々なことを決めて契約後、ようやく工事は始まります。
今回のお客様の工事内容は、
1.水回り機器を全て交換。
2.床はフロアー化
3.玄関以外の戸の交換。
4.天井、壁に壁紙。
と決まりました。工事期間は4週間ほどです。
解体
工事は解体から始まります。
最も危険なので、気を付けなくてはならない工程です。
どこまで壊すのか?どれを残すのか?は話し合いの段階で決まっています。
和室にあった畳は全てはがし、戸を撤去します。
トイレと浴室は完全解体です。
浴室は機械を使わないと解体できないほど硬い床と壁だったので、ハツリ用機械を使ってドカドカ壊しました。
キッチンは分解して撤去します。
瞬間湯沸かし器はもう使わない予定なのであわせて撤去です。
キッチンを撤去した跡に模様が違う壁紙が出てきました。
お客様は言っていませんでしたが、過去に壁紙交換を行ったということですね。
解体が終了後は、大工さんの工事に移っていきます。
ここまでで3日かかっています。(浴室の解体に最も時間がかかっています)
いよいよ工事本番です。
次回は大工工事から始まります。